2026年1月25日、ENDURO NATIONAL SERIES(ENS)の2026年シーズン開幕戦となる「ENSライツ秩父滝沢サイクルパーク大会」が開催されました。
積雪を乗り越えた、熱気あふれるベストコンディション
当日の朝、会場は2cmほどの積雪に見舞われましたが、パークスタッフとローカルライダーによる懸命な除雪作業により、レース開始までには最高のコース状況が整えられました。大寒波の影響で凍えるような寒さの中での進行となりましたが、大きな怪我もなく無事に大会を終えることができました。
12年の歴史で「過去最高」の新規参加率を記録
今大会、特筆すべきはコミュニティの広がりです。新たに導入された「フレンドリーマッチ」などの多角的な取り組みが実を結び、1年以上のブランクを経て復帰した選手を含め、27名もの新規エントリーを数えました。これはENSが歩んできた12年の歴史において、過去最高の新規参加率となります。
新設カテゴリー:次世代ライダーと女性ライダーの躍進
2026年より新設された年齢別カテゴリーでは、これからのENSを担う若きライダーたちが素晴らしい走りを見せました。
- U-12(12歳以下): 園部 烈 選手が見事初代優勝者の座に輝きました。
- U-15(15歳以下): 鷲尾 康崇 選手が優勝を飾り、新カテゴリーの歴史にその名を刻みました。
また、WOMENSカテゴリーでは、545の田村 茉希 選手が圧巻の走りで優勝し会場を沸かせました。
レース展開:圧倒的なスピードと1秒を争う激戦
各クラスでハイレベルな戦いが繰り広げられ、2026年の勢いを占う初戦にふさわしい内容となりました。
- 総合優勝:中仙道侑毅 選手
序盤、トップバッターのBクラスの宮田選手が 1分34秒14という好タイムをマーク。最終のAクラスが始まるまで暫定首位を守り抜きましたが、中仙道選手がそれを大きく上回る 1分26秒76を叩き出し逆転。全ステージで1位を獲得する圧倒的な強さで昨年に引き続き総合優勝を飾りました。 - ローカルの意地:高山兄弟の躍進
総合2位には高水 選手。3位には高山 裕次郎 選手、4位には高山 カズシゲ 選手が入賞。BMXプロライダーでもある高山兄弟が、地元の利を活かした攻めの走りで上位に食い込みました。 - C・Dクラスの激闘
Cクラスは優勝の木島選手から3位の阿部選手まで、合計タイム差がわずか3秒という大接戦。また、3位までがCクラスへ強制昇格となるDクラスでは、小田島選手が優勝、2位に安原選手、3位に間方選手が入賞しました。
初開催!3人1組のチームで競う「フレンドリーマッチ」
2026年ENSの新たな試みとして「フレンドリーマッチ」が開催されました。クラスや所属チームの垣根を越え、3人1組の即席チームを結成。各メンバーのクラス順位を合計し、その数値が最も小さいチームが勝利するというシンプルかつ戦略的なルールで競われました。
初めての試みながら8チームがエントリーし、会場は大いに活気づきました。激戦を制したのは、高山・宮田・楠木チーム。各自が圧倒的な走りで高順位をマークし、合計ポイント「8」という素晴らしい成績で見事初代王者の栄冠に輝きました。
フレンドリーマッチの詳しい説明はこちら
熾烈な争い!「ハードテールアワード」
今大会の定員70名に対し、12名のライダーが参戦した「ハードテールアワード」。リアサスペンションのないハードテールバイクは、荒れた路面でのライン取りやバイクコントロールにごまかしが利かず、ライダーの技量がダイレクトに試されます。
このカテゴリーを制したのは、ミスターハードテールこと市原選手。2位の中澤選手との差は、3ステージの合計タイムでわずか0.24秒という、手に汗握る超僅差の幕切れとなりました。
フレーム素材やジオメトリの選択、緻密なタイヤ選定や空気圧セッティングが勝敗を分ける奥深さ。そして「ハードテールの神」と称される象徴的なライダーの存在。ハードテール特有のストイックで独特な世界観は、今後も本大会の大きな魅力となっていくでしょう。
4月からのシリーズ戦に向けて
想像を超える厳しい冷え込みの中での開催となりましたが、2026年初戦は多くの笑顔で溢れる素晴らしいスタートとなりました。4月から本格始動するシリーズ戦に向け、これ以上ない幸先の良い幕開けです。
ご参加いただいた皆様、そして素晴らしいコースを準備してくださったコース関係者の皆様、誠にありがとうございました。





