ENS 2026シーズン 開催方針および変更点について

平素よりENS(エンデューロ・ナショナル・シリーズ)にご参加、ご協力いただき誠にありがとうございます。
2026シーズンの開催概要、および新たな取り組みと方針についてご案内申し上げます。

■ 2026シーズン 開催スケジュール

2026シーズンは、ライツ1戦、本大会4戦の計5戦の開催を予定しております。
詳細なスケジュールはレースカレンダーよりご確認ください。

■ 2025シーズンの振り返りと課題

2025シーズンを振り返りますと、昨今の経済状況や社会情勢の影響もあり、他のスポーツイベント同様、ENSにおいても参加者数の減少という課題に直面いたしました。
これは単なる外部要因として捉えるのではなく、「より多くの方に楽しんでいただけるイベントとは何か」を深く再考する契機となりました。これらを踏まえ、2026シーズンは以下の改革を実施いたします。

1. 若年層クラスの拡充(エイジアワード細分化)

近年、10代の選手の参加が急増しており、現在では参加者全体の約3割に迫る勢いを見せています。

成長著しいこの世代は、数年の年齢差で体格や環境が大きく異なります。そこで、より公平で目標を持ちやすい環境を提供するため、エイジアワードを細分化いたします。

また、これに伴い、従来「中学生以上」としていた参加資格を見直し、実力が伴えば**「10歳」からのエントリーを可能**といたしました。

  • 【新設カテゴリ】
  • U12: 10歳 ~ 12歳
  • U15: 13歳 ~ 15歳
  • 10代: 16歳 ~ 19歳

2. e-MTB 車両規定の厳格化

競技の公平性と安全性を担保するため、2026シーズンよりe-MTB(E-バイク)に関する規制を厳格に運用いたします。

  • 速度制限基準
    アシスト上限速度が時速25km以下であることが条件となります。
  • 適合検査の実施
    主催者は、競技中・競技前後を問わず、任意のタイミングでスタッフによる実走等の車両適合検査を実施する権利を有します。
  • 違反時の措置
    検査において規定違反(25.1km/h以上のアシスト)が発覚した場合、または検査を拒否した場合は、即時**「競技失格(DSQ)」**とし、当該大会の記録抹消およびランキングポイントの剥奪を行います。

3. ENSの開催方針とコース設定について

~マウンテンバイクの未来を見据えた、新たなステップへ~

現在、ENS参加者の多くはB・C・Dクラスの方々で構成されています。
2025年最終戦において、この主要層(ビギナー~中級者)が安全かつ十分に楽しめる難易度・距離設定を実施した結果、多くの肯定的なフィードバックをいただきました。一方で、AAクラスをはじめとするトップカテゴリーのライダーからは「物足りない」という貴重なご意見も頂戴しております。
過去の国内マウンテンバイクシーンを振り返りますと、トップカテゴリーに合わせた高難易度なコース設定や雰囲気が、結果としてエントリー層のハードルを上げ、競技人口の縮小を招いてしまった側面は否定できません。
本来であれば、トップカテゴリーとそれ以外を分け、異なるフォーマットで開催することが理想です。しかし、現状の競技人口や規模を鑑みると、即座にそれを実現することは困難です。
まずは、「より多くの方がマウンテンバイク競技にチャレンジし、定着すること」を最優先事項とし、その母数を拡大することが、将来的なクラス別大会の開催や業界の発展に繋がると確信しております。
そのため、ENS 2026シーズンは、「B・C・Dクラスの皆様が安全に楽しめるイベント作り」を基本方針として進めてまいります。

トップカテゴリーの選手の皆様へ

実力ある皆様にとって、今シーズンのENSは技術的に少し物足りなさを感じる場面があるかもしれません。
しかし、私たちは競技としての側面を軽視しているわけではありません。トップライダーへのリスペクトは変わることなく、ENSの根底にあり続けます。
皆様は、多くの参加者が憧れ、目標とし、参考にする存在です。
これから裾野を広げていくENSというステージにおいて、その速さとテクニックでファンを魅了し、次世代のライダーたちを牽引する「スターライダー」として、引き続きご活躍いただけることを心より願っております。
全てのライダーにとって意義のあるシーズンとなるよう、運営一同尽力してまいります。

2026シーズンも、ENSをよろしくお願い申し上げます。