SHIMANO ENS 2024最終戦は土屋 聖眞が総合優勝

2024シリーズを締め括る最終戦が長野県富士見高原で開催された。
紅葉のタイミングと重なり会場周辺やステージ(コース)上はいつも以上に華やかな雰囲気であり、ENSスタッフが前週、そして大会の5日前からコースの草刈りや新規ルートの開拓を行い大会をむかえた。
土曜日は曇りで風もあったことから体感温度が低かったが、大会当日は晴天で風もなく最高のイベント日和。
コースはやや滑りやすい箇所はあるものの、ベストコンディションと言える状況の中最終戦は行われた。

ここまで本大会4戦を全勝の幾田 悠雅がステージ1で2位の土屋 聖眞に0.3秒差でトップに立つが、ステージ2で土屋が幾田に2秒以上の差をつけトップタイムを叩き出す。
最終ステージ3では幾田が再びトップタイムを出すものの、土屋のステージ2のアドバンテージをひっくり返すことはできず、総合優勝は土屋 聖眞の手中に収まった。

しかしながら開幕4連勝から最終戦2位の幾田 悠雅の今シーズンの強さは圧巻であり、当然のように昨年に続きENSシリーズチャンピオンを獲得した。

Aクラスではここまで圧倒的な強さを発揮した朝倉佑太がこの最終戦もしっかりまとめAクラス優勝、総合でも4位に入る活躍で来季AA昇格を決めた。
ENSの昇格基準は非常に厳しく、朝倉は久しぶりのAA昇格者となった。

今シーズンのENSスペシャルパートナーとなったSHIMANOからは、AAを除くシリーズランキング上位3名にはSHIMANOオリジナル、シグネチャーモデルのシューズが提供され、この対象となったのは朝倉、大野、石川の3名。

多くの協賛、出展を集め、参加数も187名と賑やかながらENSらしい楽しい雰囲気で終えた最終戦は、
10代以下の選手も30名を超え、老若男女、技量問わず楽しめるエンデューロシーンの定着を感じることができた。

今回実施した大会前日の「トレイルライドコンテンツ」や永田選手による「レッスンコンテンツ」も非常に好評で、来季ENSがより楽しめるイベントへ成長するための大きな一歩であったと言える。