SHIMANO ENS#2 アルペンブリック大会優勝は幾田 悠雅

SHIMANO ENS2024シリーズ第2戦 新潟県妙高市アルペンブリック大会は、
開幕戦優勝の幾田 悠雅(輪娯館/vittoria)と2位の土屋 聖眞(カトーサイクル)が、今大会でも各ステージで激しいトップタイム争いを繰り広げる展開となった。
S1 S2共にトップタイムは土屋がマークし、この時点で2位につける幾田との差は2.5秒。
S3は前日のタイムドセッショントップの幾田が1分38秒台というショートステージということもあり、このまま土屋が逃げ切る可能性が高い中、ハイスピードなこのS3に合わせるように後輪にややサイズの太いタイヤをチョイスした幾田が圧巻の走りで1分32秒79のトップタイムを叩き出し、土屋とのこれまでの差をわずか0.01秒ひっくり返しての総合優勝を飾った。
総合3位にはダウンヒルプロライダーの清水一輝(BLAZE A TRAIL)が、今季から乗るGIANTでベテランらしい安定したレースを見せた。

幾田、土屋の激しいトップ争いはENSだけでなく、昨年の全日本選手権EDR、DHIや今季のDHシリーズでも繰り広げられ、刺激し合う二人のスピードは上がり続ける。
これに刺激を受ける同世代や先輩トッププロ達のシーズン後半の巻き返しにも注目が集まる。
次戦白馬岩岳大会は6月29-30日に開催
今大会以上の素晴らしいレースが見られそうだ。

各選手表彰式他コメント抜粋

清水一輝(BLAZE A TRAIL)3位
10代の若い選手の勢いがもの凄いです。
昨年のダウンヒル全日本参戦時に怪我をしてしまいましたが、7月のダウンヒル全日本までにしっかり調整して臨みたいですね。
今回は幾田選手をはじめとする若い選手が試走から多くの本数を走ってスピードを上げこのような結果となったことを踏まえ、次回参戦時には僕自身ももっと貪欲に乗り込んで優勝を狙いたいですね。

土屋 聖眞(カトーサイクル 2位
ものすごく悔しいです。
今季残りのレース全て幾田選手に勝つつもりで走ります!

幾田 悠雅(輪娯館/vittoria)優勝
本当にギリギリでしたが勝てて嬉しいです。
リヤに太めのタイヤを選んだことがS3のタイムに繋がったと思います。
S3は本当に攻めまくって、ゲレンデからシングルの入り口ではオーバースピードでマシンが暴れるほどでしたが、それでも前に進ませることができたこともタイムに繋がったと思います。

Photo:Sumi